直方市 ハイブリッドカーQ&A 昭和自動車鈑金塗装工場
ハイブリッドhybrid「異なる種類のものを組み合わせたもの」な車、というのが直訳ですね
つまり従来のガゾリンなどで動くエンジンと電気で動くモーターを組み合わせて燃費をよくした車の事です!
近年無段階変速機(CVT)やバッテリーの性能が飛躍的に向上した結果生み出された新しい種類の車になります
と言っても世界初の量産ハイブリッドカー「プリウス」が市販されたのが1997年なのでハイブリッドカーが誕生してから20年近く(2016年6月現在)経っているわけですね
今では日本で一番売れているのがハイブリッドカーとなっていますので、かなり身近な存在になりました
ちなみにハイブリッドカーの原点は1975年プリウスのメーカーであるトヨタが当時社内最軽量だったスポーツ800(通称ヨタハチ)にガスタービンエンジン(ヘリコプターや航空機に使われる所謂ジェットエンジンの一種というか本元というか…)を搭載したハイブリッドカーをモーターショーに出品しています
オイルショックでガソリンが高騰したのでガソリンに代わるor消費が少ない車を!ということで開発がスタートしたそうですよ!
自動車に使われるハイブリッドシステムには大きく3種類あります
・エンジンは発電専門、モーターで動く。でもデッカイ 『シリーズ方式』
・エンジンでもモーターでも動くけど、バッテリーの充電はモーター 『パラレル方式』
・エンジンでもモーターでも動くけど、バッテリーの充電は発電機 『スプリット(シリーズ・パラレル)方式』
国内メーカーではシリーズ方式を採用しているのはトヨタや三菱の大型トラックしかありませんでしたが、最近は日産が「e-power」で採用しています
小型のエンジンを発電専用に搭載して発電した電気でモーターを動かす方式になります
逆にほぼ全てのメーカーが使っているのがパラレル方式
ホンダのIMAやSport Hybrid、スズキのマイルドハイブリッド、スバルや日産のハイブリッドなどがこれに当たります
このシステムは
・排気量が小さくて環境に配慮したエンジンを動かし、パワーが必要な加速時などはモーターでアシストする方式
・適切な電圧をかければいきなり大きな力を出せるモーターで発進、速度が乗ってくると安定走行できるエンジンに切り替え、加速時にはモーターでエンジンをアシストする、というモーターとエンジンのいいトコ取りな方式
の大きく2種類に分けられます
欠点としてはハイブリッド用バッテリーへの充電はモーターで行っています(モーターを手動で回すと発電するあの原理です)のでモーターで走行している時はハイブリッドバッテリーへの充電ができません
トヨタが使っているのがスプリット(シリーズ・ハイブリッド)方式です
基本的にはパラレル方式と一緒でモーターとエンジンのいいトコ取りなのですが、パラレル方式と違うのは普通の車と同じように発電機が着いていて、この発電機でハイブリッドバッテリーを充電しますので走行時でも発電が可能になっています
しかしこの方式はかなり動力にロスが発生しやすいのが欠点で、現在トヨタ以外でこのシステムを開発・実用化できた会社はありません
なお、マツダのSKY ACTIVE Hybridはトヨタとの提携でこのシステムを搭載しています
ハイブリッドカーに乗る上で気をつけておきたいのがエンジンオイル管理です!
パラレル方式やシリーズ・パラレル方式ではモーターのみで駆動する場合がありますが、その際エンジンが止まっている事があります
もちろん燃費向上に一役買っているのですが、エンジンが止まるということはエンジン内部の水温や油温が上がりにくい、ということになります
このエンジンが温まりにくい、と言う点がハイブリッドの欠点と言えるのでは?と思っています
と言うのも燃料となるガゾリンの主成分は炭化水素(HC)なのですが、燃焼すると一酸化炭素(CO) と水(H2O)になり、そのほとんどが排気ガスとして排出されます
しかし一部の水分はエンジンオイルに取り込まれ、通常の車ではエンジンオイルも高温ですので蒸発してしまいますが、エンジンの温度が上がりにくいハイブリッドカーでは水分の蒸発が起きずにオイルの乳化現象が起きてしまうことがあります
こうなるとエンジンにダメージが来る前にオイル交換を行う必要があります
対策法としてはチョイ乗りばかりしないこと
移動距離10km以下のチョイ乗りは通常の車でもシビアコンディションと呼ばれ、エンジンオイルの劣化を招きやすいものとされています
ですからちょっとドライブに出かけたりする事でエンジンがしっかりと温まり、オイル内の水分が蒸発してくれるわけです!
ハイブリッドバッテリーも電池ですのでいつかは劣化してしまいます
劣化したハイブリッドバッテリーは交換しなくてはいけませんが、このバッテリー、初代プリウスの時は¥500,000-以上もする大変高価なものでした
気になる金額はトヨタ(ZVW30、先代プリウス)だとバッテリー本体の金額が¥15,510-で工賃を含めると¥180,000-ほどになります
ホンダだとバッテリーが¥300,000~400,000-ほどしますので総額で考えると¥400,000~500,000ほどになるでしょう
なおトヨタのHVバッテリーはリビルトがございますので純正新品使用時よりお安く施工可能です!
ZVW30型プリウスの場合交換工賃は大体20000円前後、交換に伴うコンピュータのスキャン・再設定などの費用で3000円ほどが別途かかりますので、
新品使用時で約180000円、リビルト使用時で約150000円ほどをお考えください!
電気自動車とは専用のスタンドや家庭用電源から充電してその電力でモーターを駆動させて走行する自動車のことを言います。
身も蓋もない言い方をすれば大きなラジコンやミニ四駆だと思ってもらえばわかりやすいのではないでしょうか?(笑)
現在国内メーカーで市販されている電気自動車は日産のLEAF、三菱のi-MiEVとミニキャブミーヴの3種類がありますね。
電気自動車の一番のメリットは「排気ガスが出ない」事ですね!
ガソリンを一切使わないので荷物などにガソリンのにおいが付くこともなく、大変エコなのが魅力の車です!
デメリットとしては「その他の車種に比べ、走行距離が短くなる」事でしょうか。
現在市販されている電気自動車で最長走行距離を記録しているのはLEAFで400㎞程。
電気自動車は発電機(オルタネータ/ダイナモ)が搭載されていないので電装品の電力は走行用のバッテリーから取りますので、エアコンやヘッドライトを使用するとさらに走行距離が短くなってしまうことにもなってしまいます
今後バッテリーの性能が上がれば走行距離の問題も含め、かなり実用的になってくる車種ですね。
なお、日産のe-powerはハイブリッドシステムの一種ですので厳密には電気自動車には含まなかったりしますw
プラグインハイブリッドは通常のハイブリッドより高性能なバッテリーを搭載し、電気自動車としての側面を持つようになったハイブリッドの事を言います
具体的な話だとトヨタのプリウス(ZVW30)はモーターのみの走行で4~5kmほどしか走行できませんが、PHVになると25kmほどまでモーターのみでの走行が可能になっています
モーターで走る距離が長い=ガソリンを使う量が減る=燃費が上がる、というわけです
しかしモーターの走行距離が伸びた分バッテリーの充電が追いつきませんよね?そこで家庭用のコンセントから充電しているんです
ちなみに福岡整備振興会(FAS)で聞いたところ、確認されている最長燃費は100km/Lを超えたそうです
ただし真冬に一切の電装系の電源を落とし、ダウンジャケットなどを着込んでやっと達成したそうですので、常にこの燃費が維持されているわけではありませんのでご注意下さい(笑
ハイブリッドカーには大きなバッテリーが積まれているので、ルームランプをつけっぱなしにしてもバッテリーがあがることはない、なんて言われる事もありますが、これは真っ赤な嘘です!
ハイブリッドバッテリーはその名前の通りハイブリッドシステムで使用するバッテリーであって、ヘッドライトやルームランプ、オーディオと言った電装系は補機バッテリーと呼ばれる通常のバッテリーから電気が供給されています
通常のバッテリーですからルームランプをつけっ放しにしておくと当然上がります(笑
ですので電装はしっかりと電源が切れているか確認するようにしましょう!
なおプリウスは他の車からブースターケーブルで繋いで救援してもらうことはできますが、救援する事はできませんので十分注意して下さい!
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