直方市 修理実例 旧車レストア AE86カローラレビン 昭和自動車鈑金塗装工場

知人から58年式カローラレビンを譲って頂きました。
「不動車で8年くらい雨ざらしだけど、直して乗れ!」とのこと。
スキルアップのためにも頑張ってまいります!
8年間雨ざらしという話でしたが甘く見てました。
まさかトランクに写真のような大穴が空いているとは…
バックパネルに至ってはサビで鉄板がなくなり、塗装膜だけが残っているような状況でした。
おまけに燃料タンクの中に残っていたガソリンは腐ってました。
おおぅ・・・
30年前の車のパーツはほとんどが廃盤になっています。
このパーツも当然新品パーツはありません。
中古パーツも出てこないという有様。
「パーツが無いなら作ればいいじゃない」byマリー・アントワネット
0.8mm鋼板を買ってきて切った貼ったでこうなりました。
新品パーツが出ないので、解体屋さんやオークションサイトを回ってパーツを集めてきました。
あちこち溶接して成型、シーリングを施していきます。
内外装を外すたびに湧き出るサビ(´A`)
全部徹底的にやってやりました。やってやりましたとも。えぇ。
サビをサンダーで削って新しく鉄板を溶接したり、作業が難しい所は黒サビ転換剤を塗布しました。
燃料タンクは内部がサビがひどく、綺麗な中古品がありましたのでそちらを使用。その後、まだ新品があったことを知り、リアルで「orz」しました(笑)
サビの修理が終わると今度は塗装に入ります。
ガラスなど全て外し、ドンガラ状態にしてエンジンルームと車内を先に塗装します。
この時、塗装の前にサビ止め剤をあらゆる場所に塗布しておきます。
旧車最大の敵はサビですからね(・ω・)
塗料が乾いたらブレーキや配管、配線を組み付けていきます。
エンジンルームの組み付けがある程度終わったら今度は内装を付けていきます。
全部付けてしまうと外装の塗装の際に邪魔になるので、工場内を移動できる程度の最小限のものです。
フロアカーペットを敷くだけですごく車っぽくなる不思議。
エンジンは18万km走行していたので、オーバーホールしました。
徹底的に洗浄した後、内部のパーツを新品にして組上げる作業をオーバーホールと言います。
足周りもすべて新品に換えてリフレッシュしました。
ブレーキももちろんオーバーホール済みです。
エンジンを載せて、電気系統、燃料系統、排気系統を接続して、エンジン始動です。
最後に動いてから8年ぶりにエンジンが始動しました!
いやぁ、嬉しいものですねぇ。
ここからはラストスパートです!
動かせるようになったので外装を塗装し、組み付けます。
この車はツートンカラーですのでまず黒に塗った後、乾燥させて白を塗っていきます。
パトカーみたい、と思われるかもしれませんが、これ、トヨタの純正色なんですよ?
全ての作業工程が終了したら走れるように車検を取得します。
レストアの工程で法定24ヶ月点検も終わってますので、車検場に持ち込むだけでした。
無事取得できまして、レストア完了です!
今でも絶好調ですよ!
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その他に行ったAE86修理事例① AE86修理事例② AE86レストア+車検事例
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