直方市 レストア実例 コロナマークⅡ その2 昭和自動車鈑金塗装工場

ボディの修理が終わったらサフを吹いていきます
今回は色替えも入っていますのでサフの色は塗り替えの塗装色に合わせてサフの色は明るめにしています!
どんな色になるのかはお客様にご確認いただいてからの塗装になります
今回の塗装色は70年代のカラーなので個体差が大きく、お客様にご確認頂いて微調整してからの塗装としています
鈑金をする際に取り外しておいたトランク部のウェザーストリップゴムです
ご覧の通り金具はサビて飛び出し、ゴム自体にも切れや変形があります
これではウェザーストリップとしての役割を果たせず、サビの原因にもなりかねません
純正形状のウェザーストリップを探していたのですが、対応できないという回答をメーカーの方に頂いたので、汎用品を使って修理していきます!
送ってもらったサンプルもバッチリフィットしましたので、ご安心下さい!
トランクのウェザーストリップを探している最中に前後ガラスのウェザーストリップを作成しているメーカーさんを見つけました!
在庫確認をしてみたところ1セットだけ在庫ありと回答していただきましたので、お客様へどうするか相談してみました
相談の結果、前後ガラスも脱着することになりましたので早速注文を入れてガラス屋さんに外してもらいます!
ゴムが硬化してプラスティックのようになっていたのに加えてガッツリシーリングされていたのでかなり頑張っていただきました(汗
ガラスが外れたので防錆処理されていない部分が出来てしまいました
ですので、改めて防錆処理を施し、サフを吹いて塗装用の下地を作っておきました!
サフが乾いてサフを綺麗に研いでしまえば塗装が始まります!
今回はお客様のご要望で塗装色を変更していますから、それに合わせてサフの色も明るめにしています
色替え全塗装が完了しました!
お客様からこの色に塗り返して欲しいと写真をメールに添付して頂きましたので、その色を目指しての調色です
写真が黄色系の510ブルーバードSSSでしたので、純正のモスグリーンからブルーバード純正色のサファリブラウン(カラーコード:906)へ塗り替えの予定でしたが、お客様が出された写真と色見本帳を見比べた結果、少し色調が明るいサニークーペ1200のサンフラワーゴールド(カラーコード:931)に調色することにしました!
まずトランクの内側などに塗って、お客様に確認して頂いてから車体全体への塗装を行います
塗りあがって乾燥後、お客様に確認に来て頂きましたら大変気に入られたご様子でホッとしてますw
ここまできたらもう少し!
オーバーミストなどのブツを取ってから磨き、外したパーツを組み付けて完成となります!
前後のガラスのウェザーストリップ、メッキモール固定用のピンなどのパーツが揃い、塗装の磨きもひと段落ついたのでガラス屋さんにガラスを取り付けてもらいます
こういうウェザーストリップ系のガラスはキッチリ取り付けようとすると結構大変なのですが、今回使用した社外品のウェザーストリップの形も純正とほぼ同じですので、かなりしっかりと取り付けることが出来ました!
旧車レストアの際水漏れが一番多いのがガラス周りからの浸水なのですが、今回は前後ともかなりガッツリ接着剤で密閉しましたので大丈夫かと思われますが、しっかりと水漏れ点検・補修を行ってからお客様にお渡ししますので、ご安心下さい!
ガラスが入ると「車!」って感じがしますねー!
外したパーツを組みつけていきましょう!
トノカバーとはリアガラスの下、後部座席の背もたれの後ろの部分のカバーのことです
このMX20のトノカバーは既にボロボロになっており、スピーカーもキチンと固定されてない状態でしたので、今後の事も考えて新しく作り変えておきます
プラスティックダンボール(現行の車の多くに使われている素材です)を切り出して形成します
現車に合わせながら調整していき、サイズを決めた後、スピーカー穴を開けて上にかかっていた布をかぶせて固定、さらにスピーカーを固定して完成です!
材料はホームセンターでも揃うのでこれを利用すれば例え将来的に割れたとしても簡単に修理できちゃいます!
全てのパーツを組み付けて完成・・・と行きたいところですが、もうちょっとだけチェックが残っています
ガラスの時にお話しましたが最後の水漏れ点検を行います
水漏れがなければ磨き→拭きあげてお客様にお渡しとなります
お客様にお渡ししましたら、大変喜んで頂けました!
今回の車両では
施工期間=お預かりして1ヶ月ほど
代金=ガラス脱着等の工賃を全て含めまして455,000円となりました!
ありがとうございました!
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